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Excel関数

IF関数の使い方|複数条件(IFS・AND・OR)・空欄の扱いまで図でわかる【サンプル付き】

ピアのパソコン学習ガイド 編集部2026年11月7日 更新

書き方はこれだけ

=IF(条件, 合うとき, 合わないとき)

「もし〇〇なら△△、そうでなければ××」をExcelにさせる関数です。表示させたい文字は " " で囲み、数字やセルはそのまま書きます。

IFで点数70以上なら合格と出す図 C2 fx =IF(B2>=70,"合格","不合格") A B C D 1 2 3 4 氏名 点数 判定 佐藤 82 合格 鈴木 64 不合格 高橋 70 合格 70以上→合格 70未満→不合格
C2の式は「B2が70以上なら合格、そうでなければ不合格」。下へコピーすると、鈴木さんの64点は不合格になります。

この図の表をExcelファイルでダウンロード(問題と答えのシートつき)

条件の書き方(記号の一覧)

書き方意味例
=等しいA2="東京"(文字は""で囲む)
<>等しくないA2<>"済"
>=以上B2>=70
<=以下B2<=100
>より大きいB2>0
<未満B2<10
=""空欄B2=""

「以上」は >=、「以下」は <= で、記号の順番は不等号が先です(=> と書くとエラー)。記号はすべて半角で入れます。

3つ以上に分ける(IFS)

IFSで点数をA〜Dの4段階に分ける図 C2 fx =IFS(B2>=90,"A",B2>=70,"B",B2>=50,"C",TRUE,"D") A B C D 1 2 3 4 5 氏名 点数 評価 佐藤 92 A 鈴木 64 C 高橋 78 B 田中 45 D
90以上はA、70以上はB、50以上はC、それ以外はD。IFSは上から順に見て、最初に合った答えを返します。最後の TRUE は「それ以外ぜんぶ」の意味です。

IFSが使えないExcel(2016以前)では、IFを入れ子にします。=IF(B2>=90,"A",IF(B2>=70,"B",IF(B2>=50,"C","D"))) と、カッコを閉じる数に気をつけてください。段階がもっと多いなら、点数の区切り表を作って VLOOKUPのTRUE で引くほうが、あとで直しやすくなります。

条件を組み合わせる(AND・OR)

AND で両方60以上なら合格 D2 fx =IF(AND(B2>=60,C2>=60),"合格","不合格") A B C D 1 2 3 氏名 筆記 実技 判定 佐藤 82 75 合格 鈴木 90 55 不合格
AND(B2>=60, C2>=60) は「両方とも60以上」。鈴木さんは実技が55点なので不合格です。
書き方意味使う場面
AND(条件1,条件2)すべて合う筆記も実技も60点以上なら合格
OR(条件1,条件2)どれか1つでも合う土曜か日曜なら「休日」
NOT(条件)合わない「済」でなければ「未対応」

空欄のときは何も出さない

在庫が空欄なら何も出さず、10未満なら要発注 C2 fx =IF(B2="","",IF(B2<10,"要発注","")) A B C D 1 2 3 4 商品 在庫 発注 付箋 3 要発注 ボールペン 40 ホッチキス 空欄なら空欄のまま
B2が空欄なら空欄("")、そうでなければ在庫が10未満かを見ます。これがないと、まだ入力していない行にも「要発注」と出てしまいます。

仕事の表では、この「空欄なら空欄」を外側に1枚かぶせる書き方をとてもよく使います。

仕事での使いどころ

場面式の例
期限切れの表示=IF(C2<TODAY(),"期限切れ","")
ノルマの達成=IF(B2>=C2,"達成","未達")
送料の無料判定=IF(B2>=5000,0,500)(結果に数字を返す)
入力漏れのチェック=IF(OR(B2="",C2=""),"未入力あり","")
割引の計算=IF(D2="会員",C2*0.9,C2)

うまくいかないとき

1#NAME? になる

入れた式=IF(A2=東京,…)
≠
正しい式=IF(A2="東京",…)

文字を""で囲んでいないと、Excelは関数や名前だと思って探しに行きます。

直し方条件や答えの文字を半角の""で囲みます。

2全部「合わないとき」になる

セルの中身"70"
≠
思っている値70

点数が文字として入っていると、70以上かどうかを正しく比べられないことがあります。左に寄っている数字は文字です。

直し方その列を選んで「!」から「数値に変換する」を選びます。

3記号のエラー

入れた記号=> / >=
≠
正しい記号>= (半角)

「以上」を => の順に書いたり、全角で入れたりしています。

直し方不等号を先に、半角で >= と書きます。

40 が表示される

答えの部分を省略すると、合わないときに FALSE や 0 が出ます。

直し方合わないときの答えも書きます。何も出したくないなら ""。

サンプルファイルで試す

「問題」のシートの黄色いセルに式を入れて、「答え」のシートと比べてください。合否・4段階評価・AND・空欄の4つの問題が入っています。

if.xlsx をダウンロード(無料・登録なし)

よくある質問

IFはいくつまで入れ子にできますか?

64個までです。ただ3つを超えると読み返すのが大変なので、IFSか、区切りの表を作ってVLOOKUPで引くのがおすすめです。

「〇〇を含む」という条件は書けますか?

IFの中ではワイルドカード(*)が使えません。=IF(COUNTIF(A2,"*東京*"),"東京","") のようにCOUNTIFと組み合わせます。

結果を色で分けたいです。

IFの結果を見て色を変えるなら「条件付き書式」を使います。

IFERRORとの違いは?

IFERRORはエラーのときだけ別の表示にする専用の関数です。=IFERROR(式,"") のように使います。

Googleスプレッドシートでも同じですか?

はい。IF・IFS・AND・ORはそのまま使えます。

一緒に覚えたい関数・操作

このページについて

操作の説明は Microsoft 365 の日本語版Excel(Windows)に合わせています。図はこのサイトで作ったもので、表の会社名・商品名・人名は架空です。運営者情報