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資格

生成AIパスポートとは?難易度・合格率・費用・申し込みと、2027年2月試験からの新シラバス

ピアのパソコン学習ガイド 編集部2026年11月7日 更新

先に結論

新シラバス対応の無料問題集で、いまの力を試す登録なし・全問解説つき・スマホで解けます

生成AIパスポートとは

生成AIパスポートは、一般社団法人 生成AI活用普及協会(GUGA)が実施している民間の資格試験です。ChatGPTのような生成AIのしくみと使い方に加えて、情報漏えい・著作権・個人情報など、仕事で使うときに気をつけることまでを広く問います。

エンジニア向けの試験ではなく、事務・営業・企画など、生成AIを日々の仕事で使う人のための試験です。協会の発表では、累計の受験者数は2026年6月試験の時点で11万5千人を超えていて、企業や団体がまとめて社員に受けさせる「団体受験」のしくみもあります。

2027年2月試験から、出題範囲が変わる

いちばん気をつけたいのがここです。生成AIパスポートは2027年2月試験から新しいシラバスで出題されます(旧シラバスは2026年10月試験まで)。章の組み立ては次のように変わります。

新シラバス(2027年2月試験〜)旧シラバス(〜2026年10月試験)
第1章 AIの基礎と歴史第1章 AI(人工知能)
第2章 生成AI第2章 生成AI
第3章 AIエージェント第3章 現在の生成AI(ジェネレーティブAI)の動向
第4章 生成AIのリスク予防・AI倫理・ガバナンス第4章 情報リテラシー・基本理念とAI社会原則
第5章 生成AIの実践と活用事例第5章 テキスト生成AIのプロンプト制作と実例

特に第3章は、RAG(検索拡張生成)、MCP、マルチエージェント、プロンプトインジェクションなど、ここ1〜2年で広がった言葉が中心の章になりました。第4章も、シャドーAI(会社が認めていないAIツールの利用)、AIの社内ガイドライン、AIに関する法律の扱いまで広がっています。

2月試験の申込は10月1日から始まっています。これから受ける方は、テキストも問題集も「2027年試験シラバス対応」かどうかを確かめてから選んでください。協会の公式テキスト(翔泳社)は「2027年試験シラバス対応」として予約を受け付けています(2026年11月7日時点)。

試験の概要(費用・形式・日程)

主催一般社団法人 生成AI活用普及協会(GUGA)
受験料(税込)一般 11,000円 / 学生 5,500円
受け方オンライン(IBT方式)。自宅などから受験
時間・問題数60分・60問
出題の形4つの選択肢から、適切(または不適切)なものを1つ、または複数選ぶ
試験の回数年5回(2月・4月・6月・8月・10月)
合格基準公式サイトに記載なし

年間のスケジュール

試験申込期間受験期間
2月試験前年10月1日〜1月31日2月1日〜2月末日
4月試験2月1日〜3月31日4月1日〜4月30日
6月試験4月1日〜5月31日6月1日〜6月30日
8月試験6月1日〜7月31日8月1日〜8月31日
10月試験8月1日〜9月30日10月1日〜10月31日

出典:GUGA「生成AIパスポート」試験ページ(2026年11月7日確認)。受験期間の1か月の中で、自分の都合のよい日時に受けられます。スケジュールは変わることがあるので、申し込む前に公式サイトで確かめてください。

合格率と受験者数の推移

合格率はどの回も8割前後で、大きくは変わっていません。受験者は回を追うごとに増えていて、2026年は2月試験だけで2万8千人を超えました。

試験受験者数合格者数合格率
2026年8月——81.2%
2026年6月21,752人17,380人79.90%
2026年4月9,436人7,487人79.35%
2026年2月28,415人22,401人78.84%

出典:2026年8月はGUGA公式サイトの記載。2026年2月・4月・6月はGUGAの発表(プレスリリース・報道)より。「—」は、確かめられる数字が見つからなかったものです。

合格率が高いのは、問題が素直だからというより、受験する人の多くがテキストと問題でしっかり準備してくるからです。2027年2月試験は新しいシラバスの最初の回なので、新しく入った第3章の言葉は、特に丁寧に押さえておきたいところです。

「意味ない」と言われる理由と、取る価値がある人

「生成AIパスポート 意味ない」と検索する人も少なくありません。そう言われる理由は、だいたい次の3つです。

それでも取る価値があるのは、「どこまでなら会社で使ってよいか」を体系的に押さえられるからです。顧客の情報をAIに入れてよいか、AIが作った文章や画像を広告に使ってよいか、といった判断は、使い慣れた人でも自己流になりがちです。試験の範囲がそのまま、会社で生成AIを使うときのチェックリストになります。

取る価値が大きい人ほかを優先したほうがいい人
会社で生成AIを使い始めた・使うルールを作る立場になったAIの開発やデータ分析を仕事にしたい(G検定やE資格のほうが近い)
転職や社内で「AIを安全に使える」ことを示したいすでに社内のAI利用ルールを作って運用している
AIを何から学べばいいか分からず、学ぶ範囲の地図がほしい資格よりも、まず目の前の作業でAIを使いこなしたい

G検定との違い

よく比べられるのが、日本ディープラーニング協会(JDLA)のG検定です。生成AIパスポートが「使う人」向けなのに対して、G検定はディープラーニングのしくみや手法までを広く問う、一段深い試験です。

生成AIパスポートG検定
主催生成AI活用普及協会(GUGA)日本ディープラーニング協会(JDLA)
向いている人生成AIを仕事で使う人AIを活用する企画・推進をする人
時間・問題数60分・60問オンライン 100分・約145問
受験料(税込)一般 11,000円 / 学生 5,500円一般 13,200円 / 学生 5,500円
回数(2026年)年5回オンライン年6回・会場年3回
合格率8割前後(2026年8月は81.2%)2026年第5回は受験者14,908人・合格者11,475人(約77%)

出典:GUGA・JDLA各公式サイト(2026年11月7日確認)。G検定の合格率は、公式の受験者数と合格者数からこのサイトで計算したものです。

迷ったら、先に生成AIパスポートで全体を押さえ、もっと深く知りたくなったらG検定に進む、という順番がいちばん無理がありません。

勉強のしかた

  1. シラバスで範囲を見る:公式サイトのシラバス(PDF)で、5つの章と節を一度ながめます。何が出るかの地図になります。
  2. 新シラバス対応のテキストで一通り読む:2027年2月試験からは「2027年試験シラバス対応」のテキストを選びます。
  3. 問題で確かめる:読んだだけでは、似た言葉(RAGとファインチューニング、MCPとA2Aなど)の区別があいまいなままです。問題を解いて、間違えたところだけ読み直します。
  4. 実際に生成AIを使う:要約・メールの下書き・表の整理などを実際にやってみると、第5章の活用事例や第4章の注意点が自分のこととして入ってきます。

社会人が平日に少しずつ進めるなら、2〜4週間くらいを目安に計画を立てると無理がありません。協会は、LINEで解ける◯✕形式の無料クイズも出しています(本番は選択式です)。

生成AIパスポート 無料問題集(新シラバス対応)いまは第3章「AIエージェント」から公開中。ほかの章も順に追加します

よくある質問

生成AIパスポートは国家資格ですか?

いいえ。一般社団法人 生成AI活用普及協会(GUGA)が実施している民間の資格です。

自宅で受けられますか?

はい。オンライン(IBT方式)の試験なので、自宅などから受けられます。受験期間の1か月の中で、都合のよい日時を選べます。

受験料はいくらですか?

一般11,000円、学生5,500円(どちらも税込)です。

2027年2月試験の申込はいつまでですか?

2月試験の申込期間は、前年の10月1日から1月31日までです。日程は変わることがあるので、申し込む前に公式サイトで確かめてください。

旧シラバスのテキストで勉強しても大丈夫ですか?

2027年2月試験からは新しいシラバスで出題されます。特に第3章は「AIエージェント」に入れ替わっているので、2027年試験シラバス対応のテキストや問題集を選ぶのが確実です。

合格ラインは何点ですか?

公式サイトには合格基準の記載がありません。合格率は8割前後で推移しています。

このページについて

試験の情報は、GUGA・JDLAの公式サイトと協会の発表で確かめた内容だけを載せ、確かめた日を書いています。「生成AIパスポート」はGUGAの資格で、このサイトは協会とは関係ありません。運営者情報